先生元気かなー?

音楽には芸術的な側面と学問的な側面があって、そのバランスが大事だと思います。
どれだけ芸術性に長けてても学問的に裏付けがなければ人に理解されにくいと思うし、何より人に教える事が出来ない。
逆に学問性に長けてても芸術的な嗅覚がなければ、もはやそれは音楽ではない。
バランス、大事ですよねー。

ぶっちゃけ音楽は一人でも学べます。
理論書を読み漁って、名演を聴きまくって、マネしまくって。
ただ、音楽は絵と同じように芸術ではありますが、演奏が終わった後、そこに何も残りません。
録音機器が発達したとは言え、演奏後、一瞬前の自分に対するフィードバックを自分自身で客観的に正確に行うのはとても難しいです。
そんな時、自分の向かいたい方向性に導いてくれる先生がもしいてくれたら、それは間違いなく大きな助けになります。

どんなミュージシャンもやはり、自分自身の音楽や経験に照らし合わせて生徒の成長をサポートします。
自分が経験したことのない事は人に教えられません。
そして、生徒に対するフィードバックも生徒の理想に向かってではなく、大抵はその先生であるミュージシャン自身が良いと思う音楽に沿って行われます。
芸術事の先生選びは大事なんです。

僕が留学してSteveに習おうと思ったのは彼が正に僕の理想のミュージシャンそのものだったからです。
Steveの音もソロも作曲した曲もアレンジした曲も全てカッコ良いと思いました。
他にもう一人、Slide HamptonもSteveと同じくらい全て好きでしたが、特定の大学で教鞭を取っていないため、教わるとなると不定期でのプライベートレッスンになります。
大学で学びたかった僕はこうしてSteve一択になったわけです。
当時の僕の理想を全て兼ね備えたプレイヤーは世界中どこを見ても他にいませんでした。

Steveは少し怒りっぽいとこもありましたが、人間的にも素晴らしい人でした。
たまに深夜3時か4時くらいまで一緒に飲んで、ベロベロに酔ったSteveから愚痴は聞きましたが、そんな時でも絶対に明らかな人の悪口を言わない人でした。
でも、きっとそんなに飲みたくなるぐらいまでストレスを溜め込んでたんでしょうけど。。。^^;
ま、なんせ、僕は今でもSteveをミュージシャンとしても人間としても尊敬しています。

久しぶりにiPodのシャッフル再生でSteveを聴いてSteveの事を思い出しました。
元気してるかなー?
僕も今誰かにとって、あの頃の僕にとってのSteveと同じような存在になれてるんだろうか?
とか考えました。

で、急にこんな事書きました。

頑張ろうー!!っと。